魚醤調味料「味元」

くせのない濃厚な魚醤油

 魚醤とは魚で作る醤油のこと。味元は天草の海で水揚げされたばかりのカツオ、イワシ、サバ使って仕込む逸品。まず獲れた魚を丸ごと一匹新鮮なうにミンチし、塩を加える。水を足し、木べらでかき混ぜながら常温で1年半以上熟成させる。さらしで濾した後、水で塩分調整を行い火入れをする。その時に牛深産の昆布を入れて旨味を足すのが同店オリジナルの製法。自然の力で発酵させた無添加の調味料の出来上がりだ。 西岡勝次商店は昭和初期かち雑節の製造・販売を行ってきた。魚醤は西岡勝成さんがそもそも始めたものだが、現在では息子の勝太郎さんが引き継ぎ、手作業で製造している。「うどんやそばの出汁に隠し味として入れるとコクが増すし、刺身の醤油に少したらしても味が引き立ちます」と西岡さん。普通の醤油8割に味元を2割加えて、通常の醤油として使ってもいいそうだ。カツオ、イワシ、サバがあり、ブレンドしていないため、それぞれの味の違いを楽しむことができる。 「初めての人におすすめなのは、クセが少ないカツオ。3種とも香りが強いので、入れすぎないように少しずつ使ってください」と教えてくれた

合資会社 西岡勝次商店

〒863-1901 熊本県牛深市牛深町1651-1
TEL:0969-73-3848
FAX:0969-73-3949

Follow me!

  • follow us in feedly

天草いちじくフロマージュ

タコめしgoo

関連記事

  1. タコめしgoo

     獲れたての新鮮なタコを干して、旨味を濃縮させた”干しダコ”。天草の夏の風物詩を手軽に味わえるように…

  2. 春子の小袖巻き

     春先にとれる体長約10センチの鯛の稚魚「春子」。有明海に浮かぶ湯島の特産品の「湯島大根」。この2つ…

  3. 天草いちじくフロマージュ

    「天草のフルーツを使ったフレッシュな生ケーキです」と、オーナーシェフの桑田洋平さん。デコポンの香りが…

  4. 天草大王鍋

     背丈は約90cm。昭和初期に絶滅し、2000年に復活した日本最大級の体格を誇る地鶏「天草大王」の肉…

  5. 天草白磁の アクセサリー

     天草は陶磁器の里でもあるんです。天草でとれる「陶石」は純度が高く有田焼にも使われているほどです。天…

  6. 天草荒波鯛の味噌漬け

     天然に近づけるために、波の荒い外海に大型の養殖場を作り、稚魚から徹底管理。ハーブやポリフェノールを…

  7. 天慎の三代巻(こはだの白魚巻)

     主役は、天草近海で獲れるコハダ。水揚げされてすぐにさばいて酢じめした身は、実に柔らか。天草産の大葉…

  8. 天草かまぼこ「天領」

    天草かまぼこ「天領」

     "エソ"で作る蒲鉾が店頭に並ぶのは、10月から翌年6月までの8カ月間。「鮮度の良い魚で保存料などを…

PAGE TOP
PAGE TOP